銭湯
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『イラスト図解経皮毒』日東書院本社 山下玲夜 稲津教久 価格 1,260円(本体1,200円+税)
本の取り寄せですが、昔に比べると随分と改善されて早くなりました。パソコンの画面上で「在庫有り」と表示されていれば3、4日で到着する物も珍しくはありません。
ところが流通センターに在庫していない商品ですと、これが少し難しくなるのです。在庫の有無も公開していない出版社ですと注文を直接FAXで送る事になります。もしも「品切れ」等の事情があれば連絡が欲しいと書き添えて送るので、返事が無ければ、順調に出荷の手配が進んでいるものと(こちらでは勝手に)判断しているのです。
で、10日くらいするとお客様から問い合わせが入ったりしますね。上記の事情を説明して「恐らくはもうすぐ入荷すると思いますが、一応問い合わせてみますね」という返事をして問い合わせると言う事になります。
これがとんでもない返事が帰ってくる事があるのです。都内の出版社なのに流通センターへの搬入は週に一回木曜日だというのです。「17日は祭日で、翌日に整理した注文FAXが沢山あったので搬入は翌週の木曜日26日になりました。遅くなって申し訳ございません」あまりにもあっけらかんとした返事に肩を落とすのでありました。なんと言ってもお客様に合わす顔の無い事態が発生しては頭を抱える日々が続きます。
出版社の悪口はいいたかありませんが、この会社です。
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映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を観てすっかりハマってしまった人は多かった事と思います。ヒットの要因を単なるノスタルジーであるとか、右肩上がりのあの頃は皆に夢があった等と講釈する人がいますがそれだけではないと思います。
少子高齢化社会になり、人口が減り始めました。廃校になった校舎の板が打ち付けられた窓や、シャッターが下ろされたままの商店などの風景を見るとどうしても私たちは滅入ってしまいます。
昭和30年代からオイルショック、バブル崩壊を経てたどり着いたのが現在であるならば、その間に得た物と失った物がそれぞれにあるはずです。この映画は「失ってはいけないもの」が何であるかを私たちに訴えているからこそ多くの人たちの共感を得たのだと思うのです。
経済成長が止まったとしても私たちは豊かにそして幸せに生きられるのではないかというメッセージが底流として流れる物語は多くの団塊世代から語られ始めています。
化粧品業界では有名な方なのでしょう資生堂の執行役員である池田敏秀さん。少し恥ずかしそうに「ずーっと頑張ってきたから、もう、昔を振り返っても許してもらえるよねー。」と言いながら書き上げた11篇のストーリー、胸に染みます。
『昭和の子供は青洟をたらしていた』講談社 池田敏秀 価格 1,470円(本体1,400円+税)
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総裁直属の選挙対策委員長なんてポスト、誰が考えたんでしょう。これで古賀さんが手にしたのは選挙資金+公認候補の決定権。今までは幹事長が持っていた権益をそっくり持っていかれて伊吹さんはどうするのでしょう?全く政治の世界は解りません。
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函館からお客様がみえていますよ、というのです。なんとも素敵なご家族がいわた書店まで来てくださりました。いやーすっかり恐縮です。いよいよ本屋が楽しくなってきました。
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読売新聞大坂本社社会部長時代に黒田軍団を率いて次々と特ダネとヒット連載を繰り出していた黒田清さん。彼が一番大事にしていたのが『窓』という小さなコラムでした。ここからは「走れ村の子負けるなよ」とか「大きい車どけてちょうだい」などの多くの人の心をうつシリーズが生まれました。
眼をつむりたくなるような題字が踊る新聞紙面を見ていると世の中がまるで末世のような悲惨な事になってしまったかのような印象を受けてしまいます。でもよく読むと、その片隅には心温まる記事もちゃんと書かれてあるのです。
たとえば薬科大学を卒業後、札幌の病院で薬剤師として働き始めた村上智彦さん。利益最優先の方針で患者に少しでも多くお金を払わせようと、薬の量を増やし、必要とは思えない検査を受けさせる病院に改善を申し入れるのですが、その都度却下されてしまいます。
こうなったら自分自身が医師にならなければと考えて病院を辞め医大を受験したのが27歳。32歳で医師になり、5年間離島や僻地を巡り、瀬棚町をへて破綻の只中にある夕張市立総合病院の存続を引き受けようと決意する姿を描いた「行く、夕張へ」などです。こんなしあわせになる新聞記事を集めた本が今年も出ました。
『心がぽかぽかするニュ-ス 2006』 Happy news 文藝春秋 日本新聞協会 価格 900円(本体857円+税)
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『永田町vs.(ば-さす)霞が関』 最高権力を奪取する者は誰か 講談社 舛添要一 価格 1,575円(本体1,500円+税)
舛添要一という人には3回ほど会った事があります。実は相当昔に『自民党が野党になる日』という本を読んでいて、中々面白い人間だなと思ってはいたのです。
さて今度の改造内閣、潰れるまでは舛添要一という人から目が話せないことでしょう。とにかくやれるところまでギリギリ突っ走っていって欲しいと国民は見守っているはずです。

このエクラという雑誌。9月1日創刊の新しい雑誌です。土日を挟むので北海道は4日が入荷予定日。入荷がないので、日販に問い合わせたら「入荷が殆ど無くて、売り切れです」という返事です。
テレビであんなに大宣伝を打っておいて、入荷無しなんてどーゆー事でしょう!?
アホらしくて創刊雑誌の拡売活動なんてやってられませんね。お客様には叱られるし、Kの国屋さんには積んであるしでね。
スイマセン、愚痴でした…
脳内メーカー
これで遊んでみた。おいらは「愛」に満ち溢れたとてもバランスのいい人間だった。やはりな…
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『包帯クラブ』 ちくまプリマ-新書 天童荒太 価格 798円(本体760円+税)
今の世の中は間違っている!と大声で叫びたくなるときがあります。バブルがはじけてからこっち、「金儲けの何が悪い」と言い放った類の人間の持つ金の力の前にずーっとやられっぱなしです。
戦争はイケナイと判っていても、ヒロシマ・ナガサキから半世紀以上たっても人類は核兵器を減らす事すら出来ません。どちらを選んでもそう大した相違が無いような政治家たちは結局「事務所経費だ」やれ「補助金不正だ」やれ「絆創膏だ」とかいう事で言い争っているばかりです。
何時の世も文学は若者たちに「今の世の中は間違っている!」と叫ばせて来ました。これは小説にとって永遠のテーマであるようです。僕の好きな金城一紀や重松清、そしてこの天童荒太も正面からそれに取り組んでいる作家です。どんなに酷い状況ではあっても人を信じようとか希望を持ち続けようとか言い続けるのはキツイ作業に違いありません。
世間には「夢のような事を云ってるヒマがあったら単語の一つでも暗記しろ」という大人の意見で満ち満ちているからです。夢、すなわちこんな人間になりたいという希望(もしくは想像力と言ってもいいでしょう)を語れなくなった時、人は自分の人生から降りてしまうものなのです。
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『地図で読む世界情勢 第1部』 なぜ現在の世界はこうなったか Le dessous des cartes. 草思社 価格 1,680円(本体1,600円+税)
昔から地図を眺めるのが好きでした。中学の時はドイツに「スケベーニンゲン」なんて地名を発見して大笑いしたりしてね。
それにしてもこれほど刺激的な地図があっただろうか!フランスのTV番組からできあがったこれはイイ本です。
これが第一部なら第二部もあって、副題は「これから世界はどうなるか」
やはり僕らの未来は、僕たち自身がどんな未来をイメージできるかという想像力にかかっていると思うのです。
こんな本を教科書にして授業を受けてみたいものです。
今日の午前中は痛風の検査で、夜は宴会。ブレーキを踏みながらアクセルを吹かすような日々が続きます。
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『世界がキュ-バ医療を手本にするわけ』 築地書館 吉田太郎 価格 2,100円(本体2,000円+税)
この本の裏表紙に書いてある文章…
乳幼児死亡率は米国以下。平均寿命は先進国並み。がん治療から心臓移植まで医療費はタダ。大都市の下町から過疎山村まで、全国土を網羅する予防医療。世界のどこにもないワクチンを作りだす高度先端技術…キューバはWHOも太鼓判をおす医療大国だ。鍼灸や気功、リナックスOSによるパソコンネットの整備でソ連崩壊後の経済危機も克服し、その医療水準を堅持したキューバは、観光とバイテク製品の輸出で、いま年12%という空前の経済成長に湧いている。だが、好景気がもたらしたのは、若者の勤労意欲の低下、ニューリッチ階層の出現による格差社会、そして高齢化社会への対応という新たな難題だった。革命は倫理喪失から内部瓦解する。石油の枯渇による将来的なグローバル経済の破綻を憂える老い先短いカストロが打った最後の一手は、失業中の若者たち全員を雇用しての「もったいない運動」の展開と高齢者介護の充実、貧しい開発途上国への医療援助だった。「革命とは、心優しく人びとを支援すること」青年医師ゲバラが志半ばにして倒れてちょうど半世紀。「持続可能な福祉医療社会」の実現を目指してカリブの小国が続けてきた模索は、日本の将来を懸念する現場の医師や患者に、もうひとつの未来へのヒントを垣間見せてくれる。市井の人びと、医師、研究者、保健医療担当官僚への現地インタビューを通じて、変化し続けるキューバの姿を克明に描いた最新リポート。
と、ここまで書き写してきてゲバラの「革命とは、心優しく人びとを支援すること」という言葉の革命を政治に入れ替えれば素晴らしいスローガンとして通用するなーなどと考えてしまった。そして今の日本には「悪い政府」と「もっと悪い政府」のどちらかしか選べない状況である事にも思い至ってしまったさ。
久しぶりに良く眠ったので気分がいい日曜の午後、やはりお店にて。ファイターズの工藤のヒーローインタビューの映像を観ながら。
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