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ランドセル俳人の五・七・五

Photo 予定日より三ヶ月早く、九四四グラムの超低体重児で生まれた凜太郎君。保育器の中で、サランラップを巻かれ、全身に管を何本もつけて、そそれでも生き抜いた。感染症におびえ、特に頭部への打撲に気をつけながらの薄氷を踏むような通院生活。脚力、腕力、視力が弱かったものの、幼稚園卒園時には体格もようやく平均に追いついてきます。やっとランドセルを背負えるまでになって、通い始めた小学校で待っていたのは壮絶ないじめと、それを見て見ないふりを決め込む教師たちでした。学校との凄絶な戦いの末に、自主休学=不登校の道を選んだ少年をすくったのは俳句作りでした。
 冬蜘蛛が糸にからまる
受難かな (8歳)
 水仙やセラピーされる
    僕だけど (8歳)
 迷い蝉君の命は
    あと五日 (9歳)
 成虫になれず無念の
    かぶと虫(10歳)
 秋晴れの心の晴れぬ
   いじめかな(11歳)
「障害者は学校に来るな」という空気の中で、俳句を詠むことが支えとなりました。三年生の冬には朝日俳壇に入選します。続いて朝日新聞の取材をうけ記事になり、こうして一冊の本にまとめられました。 『ランドセル俳人の五・七・五』副書名 いじめられ行きたし行けぬ春の雨 ブックマン社 著者 小林凛 価格 1,260円(本体1,200円+税)

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コメント

いわた書店様 ブックマン社の小宮亜里と申します。このたびは、『ランドセル俳人の五・七・五』を素敵なブログでご紹介いただき、有難うございました。 凛くんは、この本の出版を機に、少し心境の変化があったようで、勇気を出してこの4月から少しずつ学校に行き始めているそうです。皆様のこうした言葉が、凛くんへの何よりのプレゼントになると思います。
 また、よろしければこの本のPOPをお送りしてもよろしいでしょうか。なにとぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

投稿: ブックマン社 小宮亜里 | 2013/04/21 15:02

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