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記憶障害の花嫁

Photo 「あざなえる縄のごとし」と云いますが、人生には好不調の波がありまして、次から次に悪い事が重なってくるような時があります。もぐら叩きのように叩いても叩いても、またすぐ次の壁が立ちはだかって来る時には、さすがに心が折れてしまいそうになるものです。こういう時に、眼に飛び込んでくる本というのがあるのですね。交通事故の後遺症に関するシンポジュウムのパネリストになった萩田つかささんを、HBCが初めてニュース番組で特集したのは2006年5月。特集は大きな反響を呼び、以後数年おきに取り上げられ、計5回放映されます。
 つかささんは18歳で交通事故に遭いますが、左半身の麻痺や、きのう起こった事すら、今日になったら忘れてしまうという「記憶障害」に負けることなく、高校・大学を卒業し、福祉の道を目指し、愛する男性とめぐり合い、男児を無事出産しました。しかしその直後、急性妊娠脂肪肝という恐ろしい病気で急逝してしまいます。わが子に母乳をあげることはできなかったけれど、和実くんをこの世に送り出したのは、まぎれもなく彼女です。
 人生、いろんな事があるけれど、自分に与えられた条件の中で最大限に楽しんで生きて行こうと云う勇気をくれる一冊です。

『記憶障害の花嫁』 小学館 北海道放送株式会社 価格 1,470円(本体1,400円+税)

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コメント

つかささんの「高次脳機能障害をひとりでも多くの人に知ってほしい」という遺志が、ここまで来ました。本を書くのも大変だったけれど、今度は映画です。2月1日公開。本でも映画でも、どっちでも良いです。つかささんの気持ちにぜひとも触れて下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: 田中 敦 | 2013/10/22 22:39

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