池上彰の新聞勉強術
新聞のスクラップを始めました。正しくは、後から「読み返したいと思うかも知れない記事」は載っていないかな?という問題意識を持って読むようになったと言うべきでしょう。ネットの時代に、何をいまさらと云われるかも知れません。でもテレビにしても雑誌にしても、インターネットのポータルサイトも、その記事の最初の出所は新聞である場合が多いからです。数字や資料の正確な引用のためにも、事実のウラがとれている新聞を切り取っておく事には意味があります。そう思って読んではいても、何も引っかかって来ない時も多いものです。でも道新の23日の新聞は読みどころ満載でしたね。滝川支局にもいた青山記者が韓国からレポート。国立墓地に元慰安婦の墓を建てた日本人女性の話。読書欄では金森徳次郎著作集といういかにも売れなさそうな(でもぜひ今読むべき)憲法作成に携わった大臣の本が紹介されていました。留めは社会面、皇太子様の誕生日談話です。「今日の日本は戦後、憲法を基礎として築き上げられ、平和と繁栄を享受しています。今後とも憲法を遵守する立場に立ち…」というお言葉が載っていました。自分が最高責任者だから、どうにでも解釈できるという話では決してないのです。
『池上彰の新聞勉強術』文春文庫 著者 池上彰 価格 630円(本体600円+税)
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