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白蓮れんれん

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 ヒットを続けるNHKの連続テレビ小説ですが、今回の『花子とアン』は実に上手く出来上がっているようです。ストーリーが村岡花子と柳原白蓮の二本立てで構成され、互いに影響しあうように練り上げられているのです。もちろん村岡花子の生涯もドラマに満ちてはいるのですが、白蓮「事件」は当時の日本社会がひっくり返りそうになるほどの大事件でありました。筑豊の炭鉱王に嫁いだ大正天皇のいとこが、孫文の盟友・宮崎滔天の長男である社会運動家の帝大生・宮崎龍介と駆け落ちしてしまったのです。
 「女三界に家なし」と言いますが、朝ドラで仲間由紀恵が演ずる白蓮は華族とはいえ実母を知りません。九歳の時に北小路家に養子に出され、その家の息子と婚礼を挙げたものの離縁されて、実家の兄夫婦の世話になっていたという境遇です。伊藤伝右衛門と再婚してからも「夫だと思えば腹も立つし、涙も出る。親切な方の養女になったと思えばそうつらいこともない…」と言われ続けて辛抱し、籠の鳥として、恋の歌を作り続けていたのです。NHKがどこまで描けるかは判りませんが、宮崎家から提供された二人の手紙を元にこの作品で林真理子が、姦通罪があった時代の恋愛の真実に迫ろうとしています。


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