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日本の聖域 この国を蝕むタブ-

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 国民の義務だと習ったから、選挙権を行使しなかった事は一度も無い。けれども、良かれと思って投票した候補が当選した事が一度も無いと嘆いていた人を知っています。確かに小選挙区制になってから、政党執行部の力は強まりました。政党にとって必要なのは「議席数」であって、「独自の政治的見識を備えた、選挙区の選挙民の支持がある政治家」ではないのです。国会運営でも、すぐに党議拘束をかけて異論を封じ込める事にそれが見て取れます。先祖代々「政治家」という家業を世襲する議員たち、それを選んだ選挙民が悪いのだと言われればそれまでですが、このままでイイとは誰も思っていないでしょう。前回の選挙結果では、自民党は選挙区で四三%、比例区で二八%の支持を得ただけです。その内閣が、立法、司法の意見に耳を傾ける事なく、いやむしろ最初から無視するつもりで閣議決定したのですから驚きです。その内容は「日本の軍事の全権は内閣総理大臣にある」というに等しいものです。どこかの国の指導者を「独裁者」等と非難できないどころか、世界からは同じように見られても仕方の無いことかもしれません。しかもこの「独裁」には選挙による正当性までもが付与されているのですからね。

『日本の聖域この国を蝕むタブ-』 新潮社 著者 「選択」編集部 価格 1,512円(本体1,400円+税)

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